レアル、動じず追い付く=因縁の相手に手応え―サッカー欧州CL
何度苦境に追い込まれても、最多14度の優勝を誇るレアル・マドリードは動じなかった。
試合の入りは最悪だった。開始直後に与えたFKでGKルニンの反応が遅れ、いきなり失点。すぐに持ち直し、早い段階で逆転するまでは良かったが、その後は3点目を奪えるチャンスを逃し続けた。
後半はミドルシュートを立て続けに決められ、再び追う立場に。しかし、34分にバルベルデが左からのクロスを右足でボレー。低く鋭い弾道のシュートを豪快に突き刺し、昨季王者マンチェスター・シティーとの激戦を引き分けに持ち込んだ。
マンチェスターCは前回、前々回の準決勝でも当たった因縁の相手。どちらも敵地では勝てておらず、特に昨季は0―4の大敗だった。アンチェロッティ監督は敵地での第2戦を見据え「少しでもリードを得ておきたかった」と残念がった。
それでも相手のエース、ハーランドを抑え込み、鋭い速攻で多くのチャンスをつくった試合内容には手応えを得られた様子。指揮官は「敵地でも同じプレーができれば、良い結果が得られるはずだ」と昨季の雪辱へ、自信ものぞかせた。(マドリード時事)
[時事通信社]
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