田村氏に「パワハラ」指摘相次ぐ=共産党大会で出席者を指弾
共産党の田村智子委員長が先の党大会で出席者の発言を指弾し、党内から「パワハラ」との指摘が出ている。執行部は「叱責ではなく発言内容への批判だ。人格を傷つけるものではない」(小池晃書記局長)と擁護している。党員除名問題に端を発した「強権的」という党イメージのさらなる悪化につながる可能性がある。
党首公選制導入などを求める著書を出版した党員の松竹伸幸氏が昨年2月に除名されたことに関し、16日の党大会で神奈川県議が「問題は出版より除名ではないか。排除より包摂を」と異論を唱えた。これに対し、委員長選出前の田村氏が大会最終日の18日に「発言者の姿勢に根本的な問題がある」と反論。「批判の矛先を180度間違えている」「問題の政治的本質を全く理解していない」などと激しい口調で畳み掛けた。
公開の場での非難に、党所属の地方議員らからX(旧ツイッター)で「この糾弾はハラスメントだ。謝罪と撤回が必要」などの投稿が相次いだ。
[時事通信社]
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