2021-07-23 23:21
男女の旗手、多様性象徴=日本は八村と須崎―五輪開会式〔五輪〕
開会式を彩る各国の旗を、今大会は多くの国で、男女2人の旗手が運んだ。新たな試みは、東京大会が理念の一つとする「多様性と調和」を象徴する。日本選手団はバスケットボール男子の八村とレスリング女子の須崎が笑顔で先頭に立ち、順番に日の丸を掲げて入場した。
八村は西アフリカのベナン出身の父と日本人の母を持ち、2019年に米プロ協会(NBA)から日本選手初の1巡目指名を受けた。昨年は米国内で起きた人種差別抗議運動にもチームの一員として参加。多様性を改めて考える機会になった。肌の色の違いから、子どもの頃は引っ込み思案だったとも振り返るが、「僕は黒人であり、日本人。自分を今は誇りに思っている」。チームの大黒柱として、日本男子45年ぶりの大舞台に挑む。
英国はボート男子に出場するイスラム教徒のスビヒ、オーストラリアは先住民をルーツに持つバスケット男子のミルズが旗手に。日本の二つ前に入場した米国は、両親がキューバ移民の野球選手のアルバレスと、性的少数者(LGBTQ)であることを明らかにしているバスケット女子のバードが星条旗を掲げた。
ロイター通信によると、LGBTQを公表して参加する選手は160人以上。五輪で過去最多になるという。
八村は西アフリカのベナン出身の父と日本人の母を持ち、2019年に米プロ協会(NBA)から日本選手初の1巡目指名を受けた。昨年は米国内で起きた人種差別抗議運動にもチームの一員として参加。多様性を改めて考える機会になった。肌の色の違いから、子どもの頃は引っ込み思案だったとも振り返るが、「僕は黒人であり、日本人。自分を今は誇りに思っている」。チームの大黒柱として、日本男子45年ぶりの大舞台に挑む。
英国はボート男子に出場するイスラム教徒のスビヒ、オーストラリアは先住民をルーツに持つバスケット男子のミルズが旗手に。日本の二つ前に入場した米国は、両親がキューバ移民の野球選手のアルバレスと、性的少数者(LGBTQ)であることを明らかにしているバスケット女子のバードが星条旗を掲げた。
ロイター通信によると、LGBTQを公表して参加する選手は160人以上。五輪で過去最多になるという。