【パリ時事】パリ五輪・パラリンピック組織委員会は１３日、パリ郊外サンドニの本部で記者会見を行い、エスタンゲ会長が大会を総括した。開会式を五輪はセーヌ川、パラリンピックは市内中心部のコンコルド広場で実施。名所を競技会場とするなど独自性の強い大会だった。同会長は「これまでにないことに挑戦して（大会は）素晴らしいものとなった。みんなに感謝している」と語った。
　チケット販売は両大会を合わせて１２００万枚を超えた。五輪が史上最多の約９５６万枚で、パラリンピックは約２５８万枚だった。また、大会を機にインフラの整備が進み、パラリンピックでは「共生社会実現」のメッセージを発した。エスタンゲ会長は「これまで、この国でなされていなかったことをする契機となった」と開催の意義を強調した。