2024-09-04 20:35

安、20年ぶりのパラ=車いすフェンシング〔パラリンピック〕

 車いすフェンシングの男子フルーレ個人(障害A)の安直樹(東京メトロ)は1回戦敗退。経験豊富なポーランド選手に試合が進むにつれて持ち味を封じられ、「練習も重ねて、手応えはあったが残念」と悔やんだ。
 46歳の安は2004年アテネ大会以来のパラリンピック出場。当時は車いすバスケットボールの選手だった。15年に競技を転向。目標だった東京パラへの出場は逃したが、パリの舞台にはたどり着いた。「僕は生涯アスリートということに挑戦している。この経験を今後に生かしたい」
 今大会は4種目に出場予定。5日には日本が最も力を入れてきたフルーレ団体が行われる。「バスケも持ちつ持たれつだったが、(団体戦は)それができるのが大きい。仲間がいるのは心強い」と決戦を見据えた。