【パリ時事】ウクライナ・パラリンピック委員会のスシケビッチ会長は２７日、パリ郊外で記者会見し、国際パラリンピック委員会（ＩＰＣ）が個人の中立選手（ＮＰＡ）としてロシア選手約９０人の参加を認めたことに関し、「ＩＰＣの対応に不服がある」と批判した。
　ウクライナに侵攻するロシアは、パリ五輪に個人の中立選手として約１５人が参加。パラでは選手数が大幅増となることについて、スシケビッチ会長は「世界の多くの国がＩＰＣに疑問を持っている。ロシアの侵攻を支持しているか否か、中立選手それぞれに問うてほしい」と訴え、「母国の平和のための勝利を勝ち取ることが目標だ」と語った。