2024-08-27 12:45

女子選手は最多2000人=00年大会から倍増―パリ・パラ

東京パラリンピック女子マラソンでゴールした土田和歌子=2021年9月、東京・国立競技場
東京パラリンピック女子マラソンでゴールした土田和歌子=2021年9月、東京・国立競技場
 【パリ時事】パリ・パラリンピックには約4400人の選手が参加する。国際パラリンピック委員会(IPC)によると、このうち女子選手は過去最多の約2000人で、全体の約45%に。その比率も、これまで最高だった前回東京大会の約42%を上回り、約1000人が出場した2000年シドニー大会からは倍となる。
 11日に閉幕したパリ五輪は史上初めて男女の出場枠が同数となった。パラリンピックでも「ジェンダー平等」に向け進展しており、IPCのパーソンズ会長は「第1回(夏季)大会から64年で、男女同数に近づいたのは急速な進歩」とコメントした。
 夏冬合わせて今回が9度目の出場となるパラ陸上の土田和歌子(ウィルレイズ)は、女性の参加について「世界で認められてきたという証明でもあると思う。多くの女性アスリートが活躍をして、広げていっていただきたい」と語る。
 IPCによれば今大会の女子のメダル競技は235種目で、東京大会から8種目増えた。国別では、中国の女子が男子を上回っており、開催国のフランスは過去最多の82人が出場する見込み。日本も女子選手の割合が約43%で前回から増加した。