2024-08-11 22:56

金20、JOCの目標ぴたり=データ会社の予想超える〔五輪〕

 日本選手団は11日、全競技日程を終了し、合計45個のメダルを獲得した。内訳は金20、銀12、銅13。金の数、総数とも海外五輪では過去最多だった。日本オリンピック委員会(JOC)が大会前に出したメダル目標数は金が20個で、ぴったりだった。
 米国の大手データ会社グレースノートが開幕前に発表した予想は大きく上回った。同社は日本を金13個、銀13個、銅21個の計47個としていた。レスリングの躍進が目立ち、金は予想の3個を大きく上回る8個。男子グレコローマンスタイル60キロ級で銀と予想された文田健一郎(ミキハウス)、同77キロ級で銅とされた日下尚(三恵海運)らが優勝した。
 金候補と見られたフェンシング女子サーブルの江村美咲(立飛ホールディングス)、レスリング50キロ級の須崎優衣(キッツ)が敗れた一方で、新顔の活躍が目立った。獲得したメダルの内訳は金が最も多い結果となるなど選手団の頑張りが、緻密なデータに基づく予測を覆した。