2024-08-04 08:21

3時間で「金メダル3個」=マクロン大統領、会場渡り歩き〔五輪〕

柔道男子100キロ超級を制したテディ・リネール(右)を祝福するマクロン仏大統領=2日、パリ(AFP時事)
柔道男子100キロ超級を制したテディ・リネール(右)を祝福するマクロン仏大統領=2日、パリ(AFP時事)
 パリ五輪第8日の2日の夜、マクロン仏大統領が競技会場を渡り歩いてフランスの3個の金メダル獲得に立ち会い、話題となった。
 2日は午後7時前に柔道男子100キロ超級決勝で、開会式で聖火の最終点火者を務めたテディ・リネールが優勝。大統領は一つ目の金メダルを目撃してフランス柔道界のレジェンドを祝福すると、約10キロ離れた競泳の会場へ移動。男子200メートル個人メドレーを制して今大会自身4個目の金を獲得した若きスター、レオン・マルシャンの泳ぎを満喫した。
 極め付きは午後10時近くの自転車BMXレースだった。競泳のアリーナから約25キロあるパリ郊外の会場へ駆け付け、男子でフランス勢が表彰台を独占する偉業を見届けた。会場がお祭り騒ぎになる中、興奮した様子で選手やチーム関係者と喜びを分かち合った。
 大統領と行動を共にした組織委員会のエスタンゲ会長も「警察の先導で迅速な移動ができた。3時間の間にいくつもメダルを取れて、フランスにとって素晴らしい日だった」と満足顔だった。