【パリ時事】国際オリンピック委員会（ＩＯＣ）は３日、パリで開いた記者会見で、インターネットの配信サービスにおけるパリ五輪の閲覧数が好調であると明かした。７月２６日の開会式はフランス国内で８３．３％という驚異的な数字を記録。米メディア大手ＮＢＣの動画配信サービス「ピーコック」の視聴数は、大会序盤で、２０２１年東京大会と２２年北京冬季大会の合計を上回ったと発表した。
　現地観戦においても、チケットの販売率は９３％に到達。パリ市中心部のチュイルリー公園にある気球型聖火台の見学には、約１６万件の予約が入ったという。大会組織委員会のエスタンゲ会長は「約２００万人もの観客がパリを訪れている。競技会場だけでなく、さまざまな場所に足を運んでくれている」と盛り上がりを歓迎した。８月下旬からのパラリンピックのチケットに関しても「いい波及効果が見られて、うなぎ登りで売れている」とも明かした。