【パリ時事】世界陸連のセバスチャン・コー会長が１日、パリ市内で記者会見し、パリ五輪の陸上で金メダルを獲得した選手とチームに賞金５万ドル（約７５０万円）を贈ることについて、「選手たちが成長するために報酬を反映させることは、おかしなことだとは思わない。アスリートに資金を提供しているのは私たちだけではない」との見解を述べた。
　前回の東京五輪の陸上男子走り高跳びでは２人の選手が金メダルを分け合った例があったが、同様の場合は賞金も分け合うという。五輪のメダリストへの賞金授与は国際競技団体（ＩＦ）として初の試みだが、国際オリンピック委員会（ＩＯＣ）や一部のＩＦが否定的な意見を示している。