2024-07-28 23:33

錦織、リズム乗れず=テニス〔五輪〕

男子シングルス1回戦でサーブを放つ錦織圭=28日、パリ
男子シングルス1回戦でサーブを放つ錦織圭=28日、パリ
 五輪では前回まで3大会連続で8強入り。錦織にとっては「あまり調子が良くなくても(浮上の)きっかけになってくれる」という相性のいい舞台だが、今回は力を発揮し切れず初戦で敗れた。「しぶといゲームが全くできなかった。ちょっと悔いは残る」
 193センチの長身で左打ちのドレーパーが放つサーブは強力。第2セット第6ゲームでは、ようやく錦織らしいリターンからの攻撃が決まって何度もブレークチャンスがきたが物にできず、押し切られた。芝のコートで好成績を重ねている世界ランキング26位の相手に「クレーでも思ったよりいいプレーをしていた」と脱帽した。
 五輪前は右肩痛で試合を途中棄権したり、練習中に右足首に痛みが出たりと不安があったが、体調は良くなってきている。「いい意味で緊張感もあって、いい気持ちでは入れた」と言うだけに、残念な初戦敗退となった。