2024-07-26 20:56

尾県団長「最高のパフォーマンスを」=仏鉄道の混乱、一部影響〔五輪〕

メインプレスセンターで記者会見する日本選手団の尾県貢団長(中央)。左は谷本歩実、右は井上康生の両副団長=26日、パリ
メインプレスセンターで記者会見する日本選手団の尾県貢団長(中央)。左は谷本歩実、右は井上康生の両副団長=26日、パリ
 【パリ時事】パリ五輪開会式を前に日本選手団団長と副団長が26日、パリ市内で記者会見した。尾県貢団長は「いよいよ本日開幕する。私も日々、高揚感が高まっている。最高のパフォーマンスを皆さまにも届けたい」と期待を語った。日本勢は海外開催の五輪で史上最多の400人以上がエントリー。メダルは金20個、総数55個と国外大会の最多記録更新を目標に掲げる。
 26日はフランス国内の高速鉄道TGVが放火などの被害を受け、運行に混乱が生じた。尾県氏は、日本選手団に目立った問題は起きていないと当初説明したが、サッカー日本女子(なでしこジャパン)が影響を受け、ナントからパリへの移動手段が当初のTGVからバスに変更されたことが判明した。
 日本選手団には心のケアの専門家「ウェルフェアオフィサー」が同行している。谷本歩実副団長は既に何件かの相談があったことを明かし、「深刻なものではないと聞いている」と話した。