◇街を会場に
　市の中心部セーヌ川が舞台。夏季五輪の開会式が競技場以外で行われるのは初。入場行進の代わりに選手団が船に乗り、「船上パレード」する。
　◇選手団の船
　各国・地域の選手団のための船８０隻以上を用意。約７０００人が参加。
　◇日本選手団
　日本選手は海外の五輪では最多となる４０９人が参加。旗手はフェンシング女子の江村美咲選手（立飛ホールディングス）とブレイキン（ブレイクダンス）男子の半井重幸選手（第一生命保険）。
　◇パレードコース
　オステルリッツ橋からエッフェル塔の麓にあるイエナ橋までの約６キロ。ノートルダム大聖堂、ルーブル美術館などパリの観光名所が並ぶ。
　◇観客
　３０万人。うち有料エリアに１０万人。当初は６０万人を見込んでいたが警備上の理由で半減。
　◇警備
　約４万５０００人の警察を動員。これに加え兵士１万人と民間警備員、フランス以外の国の警察も協力。旅客機の飛行も制限するなど上空域も警戒。