2024-07-26 18:11

27日未明に開会式=セーヌ川を舞台―パリ五輪〔五輪〕

幕などが張られて五輪ムードが高まるエッフェル塔付近=25日、パリ
幕などが張られて五輪ムードが高まるエッフェル塔付近=25日、パリ
 【パリ時事】パリ五輪の開会式は26日午後7時半(日本時間27日午前2時半)から行われる。市内の中心部を流れるセーヌ川とその周辺が会場となる。夏季大会の開会式が競技場以外で実施されるのは史上初。各国・地域の選手団は入場行進として、船に乗り、川岸にルーブル美術館などの観光名所が並ぶ約6キロのコースを進んでいく。
 競技場外の開会式を巡ってはテロの危険など安全面が不安視されてきた。18日から市内には厳戒態勢が敷かれ、30万人を超える観客が見込まれる当日は4万5000人の警察に加え、兵士1万人、民間警備員2万人らが警戒に当たる。
 32競技329種目を実施する大会には204カ国・地域、難民選手団などを合わせて約1万1000人が参加予定。日本は海外での五輪で最多となる選手409人が出場する。日本選手団は、旗手をフェンシング女子の江村美咲(立飛ホールディングス)とブレイキン(ブレイクダンス)男子の半井重幸(第一生命保険)が務め、金メダル20個を目標に掲げる。
 ロシアと同盟国ベラルーシは、国を代表しない「個人の中立選手(AIN)」として一部選手の出場が認められた。式典はエッフェル塔前のトロカデロ広場で行い、フランスのマクロン大統領ら各国の要人も出席。大会は8月11日に閉幕する。 
開会式を翌日に控え、準備が進むセーヌ河畔=25日、パリ
開会式を翌日に控え、準備が進むセーヌ河畔=25日、パリ
開会式を翌日に控え、多くの観光客が訪れるベルサイユ宮殿。左奥は馬術などが行われる会場=25日、ベルサイユ
開会式を翌日に控え、多くの観光客が訪れるベルサイユ宮殿。左奥は馬術などが行われる会場=25日、ベルサイユ