【パリ時事】国際オリンピック委員会（ＩＯＣ）のバッハ会長は２３日、２０３０年冬季五輪・パラリンピックの候補地に一本化されているフランスのアルプス地方の開催地決定は、同国政府の財政保証を得られていないため、条件付きになると明らかにした。２４日の総会で、３４年の候補地に絞られている米ユタ州ソルトレークシティーと共に正式に決まる見通し。　
　フランスは６〜７月の国民議会（下院）総選挙で、左派連合が最大勢力となったが、過半数に届いた陣営はなく、不安定な政治状況に陥っている。