2024-07-22 19:55

パラグアイ、久々の大舞台=過去には日本の壁に―サッカー男子・パリ五輪

南米予選で1位となり、喜ぶパラグアイの選手ら=2月11日、カラカス(EPA時事)
南米予選で1位となり、喜ぶパラグアイの選手ら=2月11日、カラカス(EPA時事)
 【ボルドー(フランス)時事】パリ五輪のサッカー男子で、日本が24日の1次リーグD組初戦で対戦するパラグアイは、久々に世界の舞台に登場する。フル代表のワールドカップ(W杯)は直近3大会で予選敗退。五輪に最後に出たのは銀メダルを獲得した2004年アテネ大会までさかのぼる。
 アテネ五輪でチームを率いたハラ監督が再び就任し、強豪ひしめく南米予選では五輪2連覇中だったブラジルに勝つなど堂々の1位突破を果たした。指揮官は南米連盟のインタビューに対し、「まだまだ限界には達していない。成長の余地はある」と自信を示す。
 過去には日本に立ちはだかってきた。アテネでも1次リーグ初戦で激突。山本昌邦現日本協会ナショナルチームダイレクターが率いた日本は年齢制限のないオーバーエージ(24歳以上、OA)枠で加わった小野伸二がPKで2得点するも及ばず、3―4で敗れた。10年W杯南アフリカ大会では決勝トーナメント1回戦で当たり、PK戦の末に8強入りを阻まれた。
 南米予選では強みの堅守を発揮し、今回OA枠ではGKとセンターバックに経験豊富なベテランを加えた。「(アテネ同様)もう一度決勝に進んでアルゼンチンと対戦し、今度は金メダルを取りたいね」。ハラ監督は快進撃の再現を狙う。