日本オリンピック委員会（ＪＯＣ）のアスリート委員会は１２日、「アスリートのプライバシー保護に関する声明」を発表した。交際相手や住所などの個人情報が暴露され、被害が深刻化するケースもあるとし、「プライバシーの保護が極めて重要であること、アスリートにも尊重すべきプライバシーが存在することを改めて訴える」としている。
　２６日に開幕するパリ五輪に向け、選手が競技に集中できる環境づくりなどが目的。特に五輪開催時のプライバシー侵害については、「人生を懸けた長年の努力を無にし、選手生命を絶つことにもつながりかねない」と危機感を訴えた。