競泳
男女自由形の長距離種目が増えたほか、新採用の混合400メートルメドレーリレーが加わり、前回16年リオデジャネイロ大会から3種目増の全35種目となった。東京大会では08年北京大会以来、3大会ぶりに決勝が午前の実施。予選は各日とも午後7時、準決勝・決勝は午前10時半の競技開始。
見どころ
前回のリオデジャネイロ大会で日本勢はメダル7個(金2、銀2、銅3)を獲得。東京大会の競泳で最初の決勝、男子400メートル個人メドレーで注目されるのは瀬戸大也。19年世界選手権では200メートルと併せて個人メドレー2冠を制した。前回個人メドレーの400メートルで金、200メートルでも銀メダルを獲得した萩野公介はどこまで復調してくるか。男子200メートル平泳ぎでは日本記録保持者の佐藤翔馬が金メダル争いに加われるか。女子個人メドレーの大橋悠依にもメダル獲得の期待がかかる。
強豪の米国勢では女子自由形とリレーで前回大会4冠のケイティ・レデッキー、男子個人メドレーで瀬戸との争いが予想されるチェース・ケイリシュ、ジェイ・リザーランドらに注目。女子で自由形とバタフライのスプリンター、サラ・シェーストレム(スウェーデン)や、男子平泳ぎのアントン・チュプコフらも大会を盛り上げそうだ。
新種目は男女各2人が組む混合400メートルメドレーリレー。男女が泳ぐ順番は自由で、各国の戦略を見比べるのも面白い。
ルール
- ①100分の1秒計時。同タイムは予選、準決勝、決勝とも同順位
- ②男女とも200メートルまでの個人種目は予選、準決勝、準決勝を行う。予選の全体上位16人が準決勝に進み、準決勝全体の上位8人が決勝へ進出
- ③男女とも400メートル以上の個人種目とリレーは準決勝を実施せず、予選全体の上位8人(チーム)が決勝へ進む
- ④次のフェーズに進む最も遅い選手が同タイムで並んだ場合、当該選手間でスイムオフを行う
競技解説動画
選考方法・大会
21年日本選手権(4月、東京アクアティクスセンター)が代表選考会。19年世界選手権(韓国・光州)の個人種目優勝で男子の個人メドレー2種目の代表に内定した瀬戸大也は代表権を維持。その他の個人枠は、選考会で日本水泳連盟が設定した各種目の派遣標準記録を突破した上で、内定選手を含めて2番手以内に入った選手。
- ※大会の延期に伴い,変更の可能性があります。
- ・世界選手権(19年7月12日〜28日、韓国・光州)
- ・ワールドカップ東京大会(19年8月2日〜4日、東京辰巳国際水泳場)
- ・第96回日本選手権(20年12月3日〜6日、東京アクアティクスセンター)
- ・第97回日本選手権(21年4月3日〜10日、東京アクアティクスセンター)