ボート
スイープ種目(こぎ手1人に対してオールが1本)とスカル種目(こぎ手1人に対してオールが2本)がある。各種目のかじ(コックス)は男女どちらでも起用が可能。コースは2000メートルで通常は6レーン。レーンの幅は12.5メートル以上13.5メートル以内。 東京大会では男子軽量級かじなしフォアが削減され、女子のかじなしフォアが追加。男女各7種目と均等になった。
注目選手
見どころ
日本のボートは00年シドニー五輪と04年アテネ五輪で男子軽量級ダブルスカルが6位に入ったのが過去最高成績。20年に設立100周年を迎えた日本ボート協会が悲願の初メダルなるかが最大の焦点になる。ターゲットは軽量級ダブルスカル、シングルスカル、かじなしペア。特に女子軽量級ダブルスカルは期待が高く、19年世界選手権で非五輪種目の軽量級シングルスカル銀メダルの冨田千愛や大石綾美が有力選手。
ルール
- ①出場艇数により進み方が異なり、予選から準決勝へ進む場合と、準々決勝を実施する場合がある。予選の結果により準決勝進出か敗者復活戦へ回るかが決まる場合と、準々決勝進出か敗者決定戦へ回る場合がある。準々決勝、準決勝の結果により決勝進出か順位決定戦へ回る。順位決定戦は7~12位、13~18位、19~24位、25位以下など。出場艇が7艇未満の場合、決勝レースのレーンを決めるために予備レースが行われる
- ②軽量級はクルーに体重制限があり、クルーの平均が70キロ以下で個人は72.5キロ以下。女子は平均57キロ以下で同59キロ以下
競技解説動画
選考方法・大会
2019年世界選手権(8月25日~9月1日、オーストリア)の各種目上位(シングルスカル9位以内、エイト5位以内など)に五輪出場枠が与えられ、代表は五輪エントリー期限までの合宿やW杯の結果などを踏まえて決定。アジア・オセアニア大陸予選(21年5月、東京)ではシングルスカル5位以内、軽量級ダブルスカル3位以内に入れば、その選手が代表に決定。世界最終予選(21年5月15日~17日、スイス)でも各種目2位までに入ればその選手が代表。
予選でどの種目も出場権が取れなかった場合のみ、男女シングルスカル各1人の開催国枠が付与。
- ・世界選手権(19年8月25日〜9月1日、オーストリア・リンツ)
- ・日本代表候補最終選考レース(20年3月20日〜22日、埼玉・戸田ボートコース)
- ・アジア・オセアニア大陸予選(21年5月6、7日、東京・海の森水上競技場)
- ・世界最終予選(21年5月15日〜17日、スイス・ルツェルン)
競技日程
競技実施日
メダル確定日