飛び込み
男女とも前回大会と同数の各4種目を実施。板飛び込みは高さ3メートルの弾力のある板(Springboard)から跳ね上がって、高飛び込みは高さ10メートルの台(Platform)からそれぞれ飛び込む。回転数や方向、ひねりの有無などによる難易度と、出来栄え点で得点が決まり、男子は6回、女子は5回の演技の合計点で競う。同じ技は繰り返せず、シンクロ種目は2人が1組となって同じ技を演技する。
注目選手
見どころ
40歳で大会を迎える男子の寺内健が6度目の出場となる。2019年世界選手権シンクロ板飛び込みで坂井丞と組んで五輪代表の座を獲得。女子では高飛び込みで荒井祭里、3メートル板飛び込みで三上紗也可が初の五輪に臨む。
20年9月の日本選手権で男子高飛び込み連覇を果たした14歳の玉井陸斗は、「前宙返り4回半抱え型」など高難度の技を精度高く決められる。飛び込みの日本勢で初の五輪メダルに期待が懸かる。
トップ選手の大技、美しい入水は見応えがある。リオ大会では中国勢が男女8種目中7種目を制した。
ルール
- ①個人種目は予選、準決勝、決勝がある。予選18位までが準決勝へ進み、準決勝12位までが決勝へ進出する
- ②シンクロ種目は8組が出場し、決勝のみ
選考方法・大会
個人種目が各国・地域2人まで、シンクロ種目は1組が出場可能。出場枠を獲得できるのは19年世界選手権(7月、韓国・光州)と五輪テスト大会として行われる21年ワールドカップ(5月、東京アクアティクスセンター)など。世界選手権での枠は個人種目の上位12人とシンクロ種目の上位3組。シンクロの4種目について、日本はそれぞれ1組ずつの開催国枠がある。日本選手は世界選手権で個人種目12位以内、シンクロ8位以内に入れば代表に内定で、男子シンクロの寺内、坂井丞組、女子の三上紗也可、荒井祭里が決まった。寺内は19年9月のアジア・カップで優勝し、個人種目でも代表に決定。
- ・世界選手権(19年7月12日〜28日、韓国・光州)
- ・日本選手権(19年9月21日〜23日、金沢)
- ・国際大会派遣選手選考会(20年2月5日〜9日、東京辰巳国際水泳場)
- ・日本選手権(20年9月25日〜27日、新潟・長岡)
- ・ワールドカップ東京大会(21年年5月1〜6日、東京アクアティクスセンター)
競技日程
競技実施日
メダル確定日