関東2019.10.24 16:14

射撃モンゴル代表が事前キャンプ=茨城県桜川市

事前キャンプの基本合意書に調印したガンゾリグモンゴル射撃連盟副会長(左)と大塚桜川市長(同市役所提供)
事前キャンプの基本合意書に調印したガンゾリグモンゴル射撃連盟副会長(左)と大塚桜川市長(同市役所提供)

 2020年東京五輪・パラリンピックでモンゴルのホストタウンに登録されている茨城県桜川市は、射撃代表選手が事前キャンプを行うことで同国の射撃連盟と合意した。調印式で大塚秀喜市長と連盟のガンゾリグ副会長が合意書に署名。20年5月下旬からのキャンプ開始を予定している。

 市によると、キャンプは10月8日まで行われた国体でも使用された、市内の県営射撃施設で実施する。調印式で大塚市長は「設備としては整っているので、有意義に練習してほしい。日本の気候にも慣れてもらえれば」と述べた。

 市内在住の多田尚克さんが以前、モンゴルで射撃のコーチを務めており、その縁から市と同国は交流があったという。キャンプ実施中には市民や学生らと選手の交流も予定している。〔古くから山桜の名勝として親しまれてきた。国の天然記念物にも指定されている「桜川のサクラ」は平安時代の歌人、紀貫之の和歌でも詠まれた〕