中国2019.11.06 11:33
商店街でジャマイカイベント=鳥取県
2020年東京五輪・パラリンピックでジャマイカのホストタウンになっている鳥取県は3日、鳥取市内の商店街でジャマイカ文化を紹介するイベントを開いた。会場ではジャマイカの料理やお酒を提供する露店が営業。普段は静かな商店街に、レゲエ音楽などが流れ多くの人でにぎわった。
ジャマイカ料理のジャークチキンを細長いパンで挟んだサンドを提供する店には常時、10人程度の行列ができ、最後は完売した。5歳の女の子は一口食べて「辛い」と驚きつつ、母親がおいしいかと聞くと、こくりとうなずいた。
別の店は3種類のカクテルを提供。地元のバーテンダー数人が、ジャマイカから人を迎える際のウエルカムドリンクとして考案した。いずれもジャマイカのラム酒をベースに、特産品の同国のコーヒーや鳥取市のショウガなどをイメージした一杯に仕上げた。
会場にはジャマイカを紹介するパネル展示や、同国出身の外国語指導助手(ALT)が来場者と一緒にジャマイカカラーのストラップを作るコーナーなども並んだ。3歳の女の子はALTからストラップを受け取ると照れながらにっこり。父親(45)は「娘に外国の文化を知ってほしいと考えている。もっとこうしたイベントを開いてほしい」と語った。
60代の女性3人組は、普段聞かないレゲエ音楽に「心地良い」とリラックスした様子で、会話に花を咲かせていた。〔松葉ガニが有名で、最高品質のものを「五輝星(いつきぼし)」としてブランド化。2018年の初セリで一匹200万円で競り落とされた五輝星は、「競りで落札された最も高額なカニ」としてギネス世界記録に認定された〕