近畿2019.11.14 07:58
ホストタウン先のスペイン訪問=竹内三重県志摩市長
三重県志摩市の竹内千尋市長は5〜7日の日程で、2020年東京五輪・パラリンピックのホストタウン相手国スペインを訪問した。同国のスポーツ庁長官やトライアスロン連盟会長と面談し、市内の小中学生とスペイン選手との交流を進めることなどで合意した。市は、同国のトライアスロン代表の事前キャンプの実施も決まっている。
竹内市長は、鈴木英敬三重県知事らとともにスポーツ庁を6日に訪問。マリア・ホセ・リエンダ長官らに事前キャンプ実施への謝意を伝え「スポーツを通じて良い交流ができたらと思う」と述べた。リエンダ長官は「日本は大きな大会を行った実績があり、市の事前キャンプ受け入れをはじめ東京五輪・パラリンピックにも期待している」と応じた。
同国トライアスロン連盟のホセ・イダルゴ会長との面談では、同国トライアスロンチームのユニホームに市特産品の真珠をデザインする案が検討されていると明かされた。市で毎年開かれている「伊勢志摩・里海トライアスロン大会」を同連盟の公認大会として検討する話も出たという。
市内にはテーマパーク「志摩スペイン村」があることや、トライアスロンの練習環境が整っていることなどから、同連盟との間で、8月に事前キャンプに関する協定を締結している。〔アワビなどの魚介類が特産品で、全国屈指の真珠養殖地域でもある。16年には観光名所の賢島で伊勢志摩サミットが開かれた〕