神奈川県厚木市は１４日、２０２０年五輪・パラリンピックのホストタウンに登録されているニュージーランドの食材を使った給食を、市内全１３中学校で提供した。同国の食に対する理解を深める取り組みの一環。

　市立依知中学校では、同国産の白身魚「ホキ」のフライや、同国産チーズを真ん中に入れて焼き上げたチーズパン、同国産コーンのハニーサラダなどが提供された。

　おかわりした１年生の男子生徒は「これがニュージーランド産のコーンですか」と、サラダを改めて眺めていたほか、２年生の女子生徒からは「買い物に行くとき、産地を見てみる」との声が聞かれた。

　市は今後、市内飲食店や店舗でニュージーランド料理の提供や物品販売を行うほか、市子ども科学館で同国の星空をテーマにしたプラネタリウムを上映。市内小学校と同国の小学校をオンラインで結ぶなど１１種類の交流事業を展開する。〔安全安心の世界基準「セーフコミュニティ」の認証を受け、自然の豊かさと優れた交通利便性、企業が集積する都市〕