関東2019.11.20 12:05

「セパタクロー」の体験教室=茨城県龍ケ崎市

実戦形式でセパタクローについて説明する日本セパタクロー協会の加盟選手ら=19日午後、龍ケ崎市立馴柴小学校
実戦形式でセパタクローについて説明する日本セパタクロー協会の加盟選手ら=19日午後、龍ケ崎市立馴柴小学校

 2020年東京五輪・パラリンピックでタイのホストタウンに登録されている茨城県龍ケ崎市で、市内の小学生を対象に、同国の国民的スポーツ「セパタクロー」の体験教室が開かれた。日本セパタクロー協会に加盟する選手らが市内の2小学校を訪れ、ルールや競技のポイントを説明した。

 セパタクローは、東南アジアに伝わる伝統競技で、足を使ったバレーボールのようなスポーツ。3人1組で対戦する。タイでは高い人気があるという。

 体験教室では、選手らがサーブやアタックの蹴り方を実演したほか、試合形式で競技について説明。「シザースアタック」と呼ばれる技を披露すると、小学生からは歓声が上がった。小学生らもサーブなどを実際に体験した。

 教室に先立ち、タイ大使館の職員らが同国の気候や食べ物、「ありがとう」など簡単な言葉を紹介した。市立馴柴小学校6年の夏渓君(12)は「タイのことや、セパタクローについて知ることができて良かった。(タイに)一度行ってみたくなった」と話した。〔約15メートルの柱の上で「舞男」が曲芸や軽業を演じる伝統芸能「撞舞」は国の指定無形民俗文化財になっている〕

アタックの蹴り方を実践する小学生ら=19日午後、龍ケ崎市立馴柴小学校
アタックの蹴り方を実践する小学生ら=19日午後、龍ケ崎市立馴柴小学校