東北2019.11.29 15:33
独シッティングバレー代表が合宿=山形県東根市
シッティングバレーボールのドイツ男子代表チームは、2020年東京五輪・パラリンピックで共生社会ホストタウンに登録されている山形県東根市で事前合宿を行った。日本代表と親善試合をし、地元中学校を訪れ生徒たちと交流した。
市は今年の6月議会で障害者差別解消を推進するための条例を制定。障害者について市民の理解をさらに深めるため、10月に共生社会ホストタウンに登録した。
ドイツチームは練習や試合を行う傍ら、市内の中学2校を訪問。生徒たちと混合チームを組んで交流試合を行い、給食を一緒に食べた。
左足を失いながらもアタッカーとして活躍する15歳の選手もおり、同世代である生徒にエールを送った。生徒からは「障害があって座ってやるのにすごくうまかった」「パラリンピックに興味が出てきた」との声が上がったという。
ドイツチームは来年3月にパラリンピックの最終予選を控えており、出場権獲得を目指す。ゴールボールの男子代表も同市で合宿を検討しており、合意できれば来年4月に来日する予定だ。〔サクランボ生産量が日本一。県内で唯一、人口が増え続けている〕