関東2019.12.04 13:39

オセアニア各国から若者受け入れ=茨城県常陸大宮市

 2020年東京五輪・パラリンピックでパラオ共和国のホストタウンに登録されている茨城県常陸大宮市は、同国を含むオセアニア各国から若者を受け入れる。地元との交流を通じて市の魅力を発信するなどして、五輪への機運を醸成する。市内の県立高校生らとの交流やホームステイ、紙の絵付け体験、道の駅での日本食体験などを行う。

 市企画政策課によると、パラオに加えフィジー、サモア、バヌアツ、マーシャル諸島、ミクロネシア連邦の6カ国から23人の若者を受け入れる。いずれも20〜29歳の学生で、外務省の対日理解促進事業を通じての来日。12月10日から日本に入り、計9日間の滞在期間のうち、2日間を市内で過ごす予定という。

 市とパラオは、太平洋戦争中のペリリュー島での戦いで、市からも多くの戦死者を出したことなどから交流が続いていた。今年8月には、日本の社会や文化、伝統の発信などを目的に高校生3人をパラオに派遣している。〔「竜神大吊橋」は長さ約375メートルと日本最大級の歩行者専用橋。高さ最大100メートルからのバンジージャンプも人気〕