関東2019.12.13 17:12

地産食材でパラオ料理再現=茨城県常陸大宮市

パラオ料理を再現したメニューを調理する高校生ら(常陸大宮市提供)
パラオ料理を再現したメニューを調理する高校生ら(常陸大宮市提供)

 2020年東京五輪・パラリンピックでパラオのホストタウンに登録されている茨城県常陸大宮市で、市で採れた食材を使ってパラオ料理を再現した料理を創作するイベントが開かれた。市内の高校生12人が参加し、工夫を凝らしたレシピを考案した。

 イベントは7日に実施。高校生らは3チームに分かれ、地産食材とパラオ料理を融合させたメニューを調理した。それぞれすしに似た「ムスビ」、パラオのドーナツ「タマ」、魚でだしを取ったスープ「ベルダックル」といった現地の料理をアレンジ。「三種むすび」や「ベルダックル風鮎の卵とじスープ」「ブルーベリーとイチゴのタマ」などが完成した。

 作った料理は三次真一郎市長やフランシス・マツタロウ駐日大使らが試食。三次市長は「本当に良い料理を食べさせてもらった」と述べ、マツタロウ大使は「タマはイチゴが入っているのがパラオと違っておいしかった」などと、各料理の工夫を評価した。

 市などによると、作ったレシピは学校給食や市内レストランでの採用を目指し、2020年に市内で開催予定のパラオフェスティバルでの提供も視野に入れている。〔時代劇「水戸黄門」の登場人物「風車の弥七」のモデルとなったとされる人物の墓が観光スポットとして人気〕