関東2019.12.17 17:20

共生社会ホストタウンに登録=セルビア・パラ選手団と交流へ―埼玉県富士見市

 埼玉県富士見市は17日、2020年東京五輪・パラリンピックの共生社会ホストタウンに登録されたと発表した。県内の共生社会ホストタウン登録は初めて。今後、ユニバーサルデザインのまちづくり、心のバリアフリーなどの政策に力を入れる。既にセルビアのパラリンピック委員会とパラリンピック選手団との交流でも合意している。

 市は共生社会ホストタウン登録に先立ち、18年12月にオリパラでセルビアのホストタウンに登録。東京五輪直前には同国選手団がレスリングとハンドボールの事前キャンプを行う予定だ。

 今回、新たに共生社会ホストタウンとしての登録も決まり、市は障害者に対する理解と障害者スポーツへの関心を高めたい意向だ。星野光弘市長は「市は障害がある人もない人も互いに尊重し合い、共に暮らしやすい社会の実現に向けた施策を展開している。セルビアのパラリンピアンと交流できることを大変うれしく、楽しみにしている」とコメントした。〔市名は美しい富士山を望めることに由来する。レスリングが盛んで、6月からはセルビア出身のアナ・ロゴさんが市教育委員会の非常勤職員として働き、同国の魅力PRを行っている〕