関東2019.12.17 17:27

リトアニア、ポルトガルの共生ホストタウンに=神奈川県と平塚、藤沢市

 神奈川県は17日、2020年東京パラリンピックの事前キャンプの受け入れなどを行う「共生社会ホストタウン」に登録されたと発表した。平塚市とともにリトアニア、藤沢市とともにポルトガルの共生ホストタウンとなる。県内では既に川崎市が英国の共生ホストタウンとして登録済み。

 平塚市と県は、パラスポーツイベントやリトアニアパラチームとの交流イベントを継続的に行うほか、市民主体の交流推進実行委員会を設立して基本方針を策定。バリアフリー推進協議会も設けて事業者と利用者が一体となってバリアフリー化を推進する。

 藤沢市と県は、ポルトガルパラチームの公共施設や観光地などへの訪問を通じ、ユニバーサルデザインのまちづくりを進める計画で、大会終了後もパラスポーツを通じた共生社会の実現を図る。車いす対応トイレなどの設置状況をまとめた「バリアフリーマップ」や、障害への理解を深める「心のバリアフリーハンドブック」の作成、配布も行う。〔神奈川県は、古都・鎌倉や富士山に近い箱根が訪日外国人客の人気。平塚市はサッカーJ1湘南ベルマーレの本拠地。藤沢市は江の島が観光スポットで、東京五輪のセーリング会場となっている〕