関東2019.12.19 17:12

「ブータンカード」を配布=民族衣装姿での撮影も―埼玉県寄居町

民族衣装を着て「ノルジンラム」のブータンカードを見せる子ども=11月10日午前、埼玉県寄居町
民族衣装を着て「ノルジンラム」のブータンカードを見せる子ども=11月10日午前、埼玉県寄居町

 埼玉県寄居町は、2020年東京五輪・パラリンピックでホストタウン相手国のブータンを紹介するオリジナルカードを作製し、このほど開かれた「ふるさとの祭典市」のブータンブースで配布した。町は同国陸上競技チームの事前キャンプ地に決まっており、来夏に迫ったオリパラに向けた機運を盛り上げるのが狙い。

 オリジナルカードは、近年、マンホールカードやダムカードなどが人気を集めていることをヒントに作製。サイズは縦6.3センチ、横8.8センチのトレーディングカードサイズで、?首都ティンプーの目抜き通り「ノルジンラム」にある同国唯一の手信号?ブータンの祭り「ツェチュ」の模様―の2種類を用意し、先着順で1人1枚で計50枚を配布した。

 また、職員の出張時に撮影したティンプーの町並み、城の中に政府機関がある「タシチョゾン」、「タクツァン僧院」、「ブッダポイント」などを印刷した6種類のオリジナルポストカードも計60枚作製し、ブースを訪れた町民らに配った。

 ブータンブースには、「ゴ」(男性用)、「キラ」(女性用)と呼ばれるブータンの民族衣装も計4着用意し、職員が試着した来場者をインスタントカメラで撮影し、その場でプリントした写真をプレゼントした。

 花輪利一郎町長は「ブータンとの交流も4年目に入ったが、オリパラに向け、スポーツだけではなく、幅広く交流を深めたい。いろんな場面で町内外の人がブータンサポーターの形で応援団として参加してくれている。事前キャンプ地にも選ばれているので来年に向けて雰囲気をつくっていきたい」と話している。〔マラソン男子前日本記録保持者の設楽悠太選手、プロ野球阪神の原口文仁捕手ら数多くのスポーツ選手を輩出。県立川の博物館には直径24.2メートルの日本一の木製大水車がある〕

「ふるさとの祭典市」に開設されたブータンのPRブース=11月10日午前、埼玉県寄居町
「ふるさとの祭典市」に開設されたブータンのPRブース=11月10日午前、埼玉県寄居町