東北2020.09.28 16:57

リモートでアーチェリー=モルドバチームと親善大会―山形県鶴岡市

矢を放つモルドバの選手ら(鶴岡市提供)
矢を放つモルドバの選手ら(鶴岡市提供)

 東京五輪・パラリンピックでモルドバのホストタウンに登録されている山形県鶴岡市は、リモートでアーチェリーの親善大会を開催した。新型コロナウイルスの影響で直接の交流が難しい中、市アーチェリー協会とモルドバチームの発案により実現した。

 大会はビデオ会議システム「ズーム」を活用し、互いに開会式や競技の様子を発信。両国の時差が6時間あったため、鶴岡市は午後4時、モルドバは午前10時から競技を開始し、同時進行した。

 大会には鶴岡市から47人、モルドバから23人が参加し、世代ごとに記録を競い合った。最後にはモルドバの五輪代表選手と日本代表候補による親善試合が行われ、接戦を繰り広げた。

 市の担当者は「相手国も喜んでくれていた」と手応えを感じており、12月にはリモートでも同じ条件でできるインドアアーチェリーの大会開催を検討している。〔日本有数の稲作地帯、庄内平野が広がる〕