関東2019.12.27 13:37
駅前通りにフラッグ=トルコ国旗の「赤」で彩り―埼玉県本庄市
2020年東京五輪・パラリンピックでトルコのホストタウンに登録されている埼玉県本庄市で、駅前通りに赤色の同国の国旗をモチーフにした「ホストタウンフラッグ」を掲げる「まちなかを赤く彩るプロジェクト」が行われている。オリパラが終了する来年9月6日までの予定。
フラッグは、オリパラの機運醸成とホストタウンの周知が狙い。市とオリパラや地域活性化に向けて包括協定を結んでいる飲料メーカー国内最大手のコカ・コーラボトラーズジャパン(東京)との連携事業。
無電柱化で整備されたJRの本庄駅と児玉駅の駅前通りの両側に、ホストタウンフラッグとともに、赤を基調として同社がオリパラの機運醸成に向けて作製した「オリンピックフラッグ」の計2種類で39枚を掲げ、市中心部を彩っている。
ホストタウンフラッグは、今年7月9日に駐日トルコ大使夫人のインジ・メルジャンさんが市を訪れ、市立中央小学校での給食体験や、機織り体験などの交流事業を実施した際にも、歓迎の意を示そうと本庄駅前通りに掲げられた。
市オリンピックパラリンピック推進室の田島隆行室長は「トルコ国旗でまちなかを装飾したい市と、コカ・コーラ社のカラーがたまたま同じ赤で、両者の思惑がマッチした。駅前通りはトルコのホストタウンを市内外に知ってもらうのにも有効。シャッター通りになりつつある市中心部の活性化にもつながればいい」と期待を寄せている。〔市は盲目の国学者、塙保己一の出身地。朝採れのキュウリ、ブロッコリー、カリフラワーをはじめ、県内トップクラスの野菜の産地〕