関東2020.01.09 07:49

オーストラリアのホストタウンに=埼玉県戸田市

事前トレーニングに関する覚書を締結した菅原戸田市長(右)=市提供
事前トレーニングに関する覚書を締結した菅原戸田市長(右)=市提供

 埼玉県戸田市はこのほど、オーストラリアのホストタウンに登録した。カヌーチームが市内にあるボートコースで事前キャンプを行う。市の姉妹都市オーストラリアのリバプール市を介して決まった。滞在期間中、戸田市の夏祭りに参加するなどの交流を予定している。

 市には7月中旬から8月上旬、選手とスタッフ約30人が滞在する予定。チームはボートコースの立地や環境を気に入っているという。

 市のボートコースは、実現しなかった戦前の東京五輪で使用するため1942年に整備された。42年の五輪は中止になったが、コースを拡幅し、64年の五輪で使用された。

 菅原文仁市長は「64年東京オリンピックボート競技の会場であった本市のレガシーであるボートコースを選んでいただき大変光栄」とした上で、「姉妹都市・リバプール市と一層の友好を深め、カヌーやボートなど水上スポーツの発展に取り組んでいきたい」とコメントした。〔荒川を境に東京都に隣接するベッドタウン。64年五輪で使われたボートコースでは、今も多くの大学や企業チームが練習している〕