埼玉県新座市は１日、市制施行５０周年を記念して日本郵便から「新座市×ブラジル連邦共和国　ホストタウンフレーム切手」の販売を開始した。同日、日本郵便から同フレーム切手を受け取る贈呈式も開催した。

　新座市は東京五輪・パラリンピックでブラジルのホストタウンに登録されており、射撃の競技会場にもなっている。同切手の販売により、市制施行５０周年を祝うとともに、市の認知度向上と東京大会に向けての機運醸成を図りたい考えだ。

　贈呈式には、並木傑市長や竹田洋一郎日本郵便埼玉県西南部地域統括局長らが出席。並木市長は「多くのイベントが中止となる中、５０周年記念のメイン事業の一つである切手ができたのはうれしい。市民と一緒に祝いたい」と語った。

　「ホストタウンフレーム切手」には、新座市の野火止用水やブラジルのイグアスの滝など代表的な名所のほか、市のイメージキャラクター「ゾウキリン」や、キャッチコピー、ロゴマークがデザインされている。写真などの素材は市が提供し、日本郵便と双方でデザインした。

　１シートに８４円切手が５枚付き、９２０円で販売。市内の郵便局１０局にそれぞれ１０シート、都内やネットショップで１００シート、市の総務課で８００シート、市制施工５０周年の式典参加者用に１００シートを用意した。なくなり次第販売は終了となる。〔玉川上水から分水した野火止用水は、四季折々の表情が楽しめる散歩道が整備されている〕