2020.01.30 14:47

イタリアの事前キャンプ地に=五輪フェンシング―大分市

イタリアの関係者らと協定を交わした広瀬大分県知事(右から3人目)、佐藤大分市長(同2人目)=30日午後、同県庁
イタリアの関係者らと協定を交わした広瀬大分県知事(右から3人目)、佐藤大分市長(同2人目)=30日午後、同県庁

 イタリアのフェンシングチームが東京五輪の事前キャンプを大分市で実施することになり、30日、大分県庁で協定書の締結式を開いた。

 県庁を訪れた同国のルイージ・ディオダーティ在大阪総領事は「フェンシングはイタリアにとってもメダルの期待がかかる競技だ。キャンプに合わせたイベントにも協力したい」と述べ、広瀬勝貞知事が「強豪チームを迎えられてうれしい。イベント開催はわれわれも望んでいるところだ」と応じた。

 佐藤樹一郎大分市長は「(イタリアチームには)万全の準備をして東京に乗り込めるよう、取り組んでいきたい」と語った。

 同国はこれまでフェンシングの世界大会などで事前キャンプを行っているなど、以前から市と交流があった。〔16世紀、キリシタン大名の大友宗麟が進めた南蛮貿易の拠点としてにぎわった。野生のサルに餌付けしている高崎山自然動物園が観光客に人気〕