関東2020.02.06 17:06

チョコレートフェスでベルギー関連企画=茨城県

チョコレートの鏡割りを行うロクサンヌ・ドゥ・ビルデルリング駐日ベルギー大使(左から3人目)ら=6日午後、茨城県庁(木元大翔)
チョコレートの鏡割りを行うロクサンヌ・ドゥ・ビルデルリング駐日ベルギー大使(左から3人目)ら=6日午後、茨城県庁(木元大翔)

 東京五輪・パラリンピックでベルギーのホストタウンに登録されている茨城県で6日、世界チョコレートフェスティバルが開幕した。8回目となる恒例イベントで、2020年は五輪イヤーなのにちなみ、ベルギーに関連する企画が多く催されている。9日まで開催している。

 チョコレートフェスティバルは12年に初めて開かれた。第3回からは障害者らの自立を支援する機運づくりも目的の一つとなっており、視覚障害者によるバンド演奏なども行われる。また、会場がある水戸市は、世帯当たりのチョコレート購入額でかつて全国1位となったこともあり、首位を奪還する狙いもあるという。

 今回のオープニングセレモニーには、ロクサンヌ・ドゥ・ビルデルリング駐日ベルギー大使も出席し、「私はチョコレートが大好きです」と日本語であいさつした。県産のイチゴや卵を使い、県内のパティシエが作ったホストタウン登録記念チョコレートが披露され、試食したビルデルリング大使は「グッド」を意味する親指を立てるポーズをした。

 県の名産である干し芋とチョコレートを組み合わせて作られた特製チョコを木づちで割る「鏡開き」も行われた。

 フェスティバルではその他、ゴディバやレオニダス、マダムドリュックといったベルギー王室御用達ブランドのチョコレートを販売。同国フランダース政府観光局の職員が、地元の観光地や食を紹介する。これまでの県とベルギーの交流写真展示や、クイズなどを用意したホストタウンPRブースもある。〔県内には撮影に適したロケ地が多くあり、ドラマや映画のロケが盛んに行われている〕