九州2020.02.12 07:49

アルゼンチンの事前キャンプ地に=男子バレー受け入れで協定―鹿児島県薩摩川内市

協定を結ぶ岩切秀雄薩摩川内市長(右)とアルゼンチンバレーボール連盟事務局長のガブリエル・サルビア氏=現地時間3日午後、ブエノスアイレス(同市提供)
協定を結ぶ岩切秀雄薩摩川内市長(右)とアルゼンチンバレーボール連盟事務局長のガブリエル・サルビア氏=現地時間3日午後、ブエノスアイレス(同市提供)

 鹿児島県薩摩川内市は10日、東京五輪男子バレーボールのアルゼンチン代表チームが市内で事前キャンプを行うと発表した。同国のブエノスアイレスで3日、同国オリンピック委員会などと協定を結んだ。

 市スポーツ課によると、事前キャンプは7月13日以降、チームが選手村に入るまでの10日程度行われる予定。チームは昨年9月、日本で開催されたワールドカップの事前キャンプを薩摩川内市で実施。練習施設の設備や食事面の評判が良く、キャンプ期間中にチームの監督から「東京五輪でも事前キャンプを実施したい」と申し出があったという。

 市にはバレーボール競技強化センターに指定されている「サンアリーナせんだい」があり、日本代表もキャンプを行っている。またバレーボール全日本女子の真鍋政義前監督が市スポーツ大使を務めるなど、バレーボール競技との関わりが深いことで知られている。〔薩摩半島の北西部に位置し、毎年9月の伝統行事「川内大綱引」が有名〕