東北2020.02.14 13:46
水泳選手と小学生が交流=初の事前合宿受け入れ―宮城県石巻市
チュニジアの「ありがとう『復興』ホストタウン」として登録している宮城県石巻市は、1月から2月にかけ、初の事前合宿として水泳選手ら3人を受け入れた。小学校で特別授業を開き、児童たちが交流を深めた。
事前合宿は2月2日までの約2週間で、800メートル・1500メートル自由形のチュニジア代表モハメド・アユブ・ハフナウィ選手(17)とコーチら計3人が滞在。
1月には、石巻市立貞山小学校の3〜4年生約60人と交流する授業を実施。五輪選手を間近に見た子どもたちは興味津々の様子で、「どうしたら泳ぎが得意になるか」「なぜオリンピックを目指そうと思ったのか」などと次々に質問した。
参加した長谷部小采さん(10)は、自身も水泳を習っているといい、「モハメド選手と会ってもっと頑張ろうと思えた」とうれしそうに話した。
モハメド選手は「石巻で温かい歓迎を受け、とても勇気づけられた。五輪ではまず決勝戦が目標だったが、メダルを目指したい」と意気込みを語った。〔捕鯨文化が根付く牡鹿半島鮎川地区で昨年オープンした観光施設「ホエールタウンおしか」には、クジラ肉を味わえる飲食店などが集まる。この春にはクジラ博物館「おしかホエールランド」も完成する〕