東北2020.10.05 07:50

「花アート」でガーナ応援=福島県猪苗代町

花のシールを貼り付けて「花アート」をつくる生徒(猪苗代町提供)
花のシールを貼り付けて「花アート」をつくる生徒(猪苗代町提供)

 東京五輪・パラリンピックでガーナのホストタウンに登録されている福島県猪苗代町は、花のシールを使った作品「花アート」の制作を進めている。町全体でガーナを応援する機運を高め、事前キャンプで選手らが来訪した際などに披露する予定だ。

 花アートは、縦2メートル、横4メートルの大型台紙に花のシールを貼り付け、町を象徴する磐梯山や猪苗代湖を浮かび上がらせる作品。シールには、町出身の写真家野口勝宏さんが撮影した花の写真をプリントしている。

 町内の小中高校の児童生徒ら約1200人が制作に参加する計画で、各校巡回で1人につき1枚シールを貼ってもらう。10月末ごろの作品完成を目指しており、JR猪苗代駅などに展示する方針だ。

 町生涯学習課の担当者は「花アートでガーナ人選手らをもてなすとともに、町の魅力も伝えていきたい」と話している。〔千円札の顔で知られる医学者・野口英世の出身地。生家は当時の姿のまま保存公開されている〕