近畿2020.02.21 07:52
ウズベキスタンとの交流強化=京都府舞鶴市
京都府舞鶴市は20日、東京都内で記者会見を開き、ウズベキスタンとの交流事業についてPRした。同国は、同市の2020年東京五輪・パラリンピックのホストタウン相手国。20年度に同国選手団が事前キャンプを行う予定で、選手らを歓迎する関連イベントも開催していく。多々見良三市長は「オリンピックが終わっても交流を続けたい」と述べた。
事前キャンプはレスリングと柔道の2競技を予定。レスリングのキャンプは7月実施で調整している。会見に同席した在日ウズベキスタン大使館のジャリロフ・ムザファル参事官は「(ウズベキスタンでは)スポーツを大切にしている」と言及。これまでにオリンピックでメダルも獲得しているレスリングと柔道は重要視していると語った。
また、選手を迎える機運醸成のため、市内のイベントでウズベキスタン料理を提供するほか、同国の国際交流員が料理教室を各所で行う。この他▽事前キャンプ参加選手のプロフィルの周知▽国旗を描いた「エコキャップアート」▽市民対象のレスリング・柔道体験イベント―などに取り組む。
事前キャンプをめぐっては18日、愛知県岡崎市がモンゴルのアーチェリー代表チームのキャンプの中止を発表した。新型コロナウイルスによる肺炎の感染拡大を受けたもので、多々見市長は「とにかく早く収まってほしいという思い。(事前キャンプなどは)安全を確認した中で進めていきたいと考えており、これから先も状況を注視したい」と話していた。〔リアス式海岸が美しい港町。海産物を味わうことができる海鮮市場「舞鶴港とれとれセンター」がある〕