中部2020.02.27 11:17

モスバーガー店舗で活動PR=富山県高岡市

高岡市の取り組みを紹介する冊子とポーランド語のメニューを掲げる下関小の児童=24日、同市
高岡市の取り組みを紹介する冊子とポーランド語のメニューを掲げる下関小の児童=24日、同市

 2020年東京五輪・パラリンピックで、ポーランドのホストタウンに登録されている富山県高岡市は、ハンバーガーチェーン「モスバーガー」の店舗でホストタウン活動のPRを始めた。市はポーランドのレスリング代表の合宿地に決まっている。

 市は17年7月に登録されてからのホストタウン活動や聖火リレー、市で人気の高いバドミントンなどについて紹介した小冊子を3種類作成。高岡市内のモスバーガー3店舗に配置し、利用客らに広く活動をPRしている。期間はパラリンピック閉会式が行われる9月6日までの予定。

 24日には、聖火リレーコースの目の前に位置する高岡南店で「お披露目セレモニー」が開かれ、米谷和也教育長は「皆さんと一緒に聖火をつなぐ人たちを応援し、高岡のオリンピックに向けた活動を盛り上げていきたい」とあいさつ。モスフードサービス会長・社長室の天羽克仁さんは「ホストタウン活動が皆さんに知られるようにご協力できればいい」と話した。

 セレモニーには近隣の下関小学校6年生の児童7人も参加。店舗に用意されているポーランド語のメニューを指さしながら、ポーランド語でハンバーガーや飲み物の注文に挑戦した。

 モスバーガーは東京五輪・パラリンピックを機に日本文化を発信する「beyond2020プログラム」に認証され、全店舗に英語、中国語簡体字、韓国語のメニューを配置しているほか、2月1日時点で122のホストタウンと連携し相手国の言語のメニューを導入している。〔高岡銅器で知られる。雨晴海岸からは海越しに立山連峰を望むことができる〕