2020.03.30 14:51

小学生向けに五輪・パラ教材=延期でも機運盛り上げに―鳥取県

鳥取県が作成した小学生向け東京五輪・パラリンピック教材=27日午後、鳥取市
鳥取県が作成した小学生向け東京五輪・パラリンピック教材=27日午後、鳥取市

 東京五輪・パラリンピックでジャマイカのホストタウンになっている鳥取県は、小学4〜6年生を対象に大会について学び、機運を盛り上げるための冊子を約1万7000部作り、県内の全小学校に配布した。

 冊子は全24ページで、各学校で大会前後に教材として使ってもらう。五輪・パラリンピックの歴史やパラスポーツを支える人、県ゆかりの選手を紹介。競技場のバリアフリー化など大会コンセプトの一つ「共生社会」に向けた県の取り組みなども説明している。事前キャンプを見学したり、聖火ランナーにインタビューしたり校外活動の要素も盛り込んだ。写真やイラストを多く使い、クイズを用意するなど楽しめるように工夫した。

 県スポーツ課の田辺聡課長補佐は「一生に一度かもしれないイベント。学び、盛り上げて感動を経験してほしい。開催延期でも熱が下がらないようにしたい」と話している。〔松葉ガニのシーズンは蟹取県に改名し、星空PRのために星取県を名乗る鳥取県。民間調査で、女性のストレス指数が低い「ストレスオフ県」全国1位を獲得したことから、「ほっこり県」でもあるという〕