中国2020.04.24 07:36
モナコの魅力、動画で紹介=岡山県津山市
東京五輪・パラリンピックでモナコのホストタウンに登録されている岡山県津山市は、同国の魅力や市の交流活動を紹介する動画を制作した。新型コロナウイルスの感染拡大で五輪が延期となる中、市民にモナコの魅力をアピールし、1年後を見据えて機運を盛り上げていきたい考え。
動画は5分のロング版と30秒のダイジェスト版の2本を用意。動画投稿サイト「ユーチューブ」の市公式チャンネルで視聴できるほか、4月末までは市役所1階のロビーと地元のケーブルテレビでも放映する。
動画では谷口圭三市長が冒頭、「選手や関係者との交流を通し、国際化やスポーツの振興を進めていきたい」と強調。モナコの地理や「世界で2番目に小さい国」であることに加え、グレース・ケリーとレーニエ3世が結婚式を行ったモナコ大聖堂など観光名所も紹介している。市が2月にモナコ政府関係者を招いて実施した、津山東高校の生徒による同国郷土料理の調理体験の様子も収録した。
市によると、モナコは陸上と水泳、柔道などで出場が見込まれており、特に武道は柔道の国際大会を開催するなど人気が高い。市でも2010年に市内7武道競技団体により「津山武道学園」が設立されるなど、武道が盛んなため、交流を計画。19年11月には国際交流協定を結ぶなど準備を進め、同12月末、大会後に選手や関係者を招く「事後交流型」でホストタウンに登録された。
市みらいビジョン戦略室は「登録が遅かったので、延期期間をしっかり準備できる時間と捉え予定通りおもてなしをしたい」と話している。〔かつて日本三大平城に数えられた津山城の城跡公園は桜の名所として有名〕