近畿2020.06.29 07:51

ウガンダ・グル市に救急車寄贈=大阪府泉佐野市

泉佐野市の寄贈した救急車と写るウガンダ・グル市のジョージ・ラベジャ市長(市自治振興課提供)
泉佐野市の寄贈した救急車と写るウガンダ・グル市のジョージ・ラベジャ市長(市自治振興課提供)

 東京五輪・パラリンピックでウガンダのホストタウンに登録されている大阪府泉佐野市は、友好都市のグル市に救急車1台を寄贈した。これまでに同市から提供の要望があったためで、同国の脆弱(ぜいじゃく)な医療体制を支える狙いがある。

 泉佐野市内の綿製品製造業者がウガンダ産の綿花を使っていたことから交流が生まれた。ホストタウンでは、事前合宿でボクシングや女子ボート選手などの受け入れを予定している。

 グル市は新型コロナウイルスの感染拡大以前から救急車の提供を要望。3月に泉州南消防組合から譲り受けた救急車1台を輸送した。国境封鎖などで遅れたものの、6月23日に現地への到着を確認した。

 市自治振興課の担当者は「救急車がもともと不足していると聞いていた。新型コロナ対応に役立ててくれればありがたい」と話している。