2020.06.30 15:18

エリトリアとブータン、ミャンマーの共生ホストタウン=神奈川県と小田原市など

 神奈川県と同県小田原市、箱根町、大磯町は30日、2021年の東京パラリンピックでエリトリアとブータン、ミャンマーの事前キャンプを受け入れる「共生社会ホストタウン」として登録されたと発表した。これまで4自治体は東京五輪のホストタウン登録がなされていた。

 共生社会ホストタウンに登録されたことを受け、4自治体は事前キャンプを受け入れる際は連携して公開練習やパラスポーツ体験会など地域住民との交流事業を実施する計画だ。

 これとは別に、小田原市では障害の有無にかかわらずその人らしさを認め合いながらダンスを創造する「スクランブル・ダンスプロジェクト」を開催する。箱根町ではボッチャやゴールボールの用具を小中学校向けに購入した上で授業や休み時間での利用を図る方針だ。

 大磯町では障害者週間に街頭啓発活動としてリーフレットを配るなど、「こころのバリアフリー化」を推進する。〔神奈川県は、古都・鎌倉や港町・横浜が人気。小田原市は、豊臣秀吉が北条氏を破って天下統一を成し遂げた小田原城が有名。箱根町は富士山に近い温泉地として訪日外国人にも好評。大磯町には旧吉田茂邸がある〕