関東2020.08.19 14:51
在ルワンダ大使が訪問=茨城県下妻市
東京五輪・パラリンピックで、ブルンジ共和国のホストタウンに登録されている茨城県下妻市に19日、同国大使を兼ねる今井雅啓在ルワンダ大使が訪問した。菊池博市長と面会し、事前キャンプで利用する施設などを見学。菊池市長はブルンジ五輪委員会議長に宛てた親書を手渡した。
ホストタウンになったのは、ルワンダで専門調査員を務める下妻市出身の女性が、事前キャンプ地探しに困っているブルンジ選手団の現状を市内の知人に伝えたことがきっかけ。6月にブルンジのンクルンジザ大統領が死去した際には、菊池市長から弔意文を発信するなど交流を重ねてきた。
ブルンジは1996年のアトランタ五輪に初めて参加し、男子陸上5000メートルで金メダルを獲得。東京五輪には陸上、水泳、柔道、ボクシング、テニスに出場する予定で、選手とコーチら25人ほどが市内で事前キャンプをするという。
今井大使は市長との面会で、「ブルンジは難しい国だが、日本との経済協力関係をさらに強くしたい」とあいさつ。市長は「農産品を堪能してほしい。また、自然が豊富なので、リラックスしてもらいたい」と話した。〔全国有数のナシの産地。タイやベトナムを中心に、海外輸出にも積極的に取り組んでいる〕