2021-07-27 10:46

スケボー女子銅「よく頑張った」=中山選手の父ら喜び―東京五輪

 スケートボード女子ストリートで銅メダルを獲得した中山楓奈選手(16)の父、洋志さん(44)は26日、自宅で家族と競技を見守った。「楽しんでこいよ」と送り出したという洋志さんは、競技中の娘の笑顔に「ほっとした」と話した。
 「自分のやりたい技を成功させたい」と話していた中山選手は、練習を重ねてきた「フロントサイドKグラインド」を見事成功。洋志さんは「決めてくれたから悔いはない。よく頑張ったと伝えたい」とたたえた。
 高校1年生の中山選手は、学校では陸上部に所属。龍谷富山高(富山市)の同級生や陸上部員ら約300人は、「楓奈、楓奈」の掛け声に合わせてスティックバルーンをたたいて応援した。
 メダルが確定した瞬間、担任の川端裕子さん(48)は目を潤ませた。五輪を控えた中山選手は、入学以来ずっと緊張した様子だったといい、「のんびり過ごしてほしい」とねぎらった。