2021-07-24 01:27

「最もふさわしい」「夢の共演」=開会式責任者、選出理由に―東京五輪〔五輪〕

 東京五輪開会式のエグゼクティブ・プロデューサーを務めた日置貴之氏が式典終了後の23日深夜、オンラインで記者会見し、聖火の最終点火者にテニス女子の大坂なおみ選手(日清食品)を選んだ理由について「日本を代表するアスリートでもあり、いろんなメッセージを出している。最もふさわしい最終走者だと思った」と述べた。
 国立競技場内のリレーで、元プロ野球選手の長嶋茂雄、王貞治、松井秀喜の3氏を起用したことには「レジェンドであることがすべて。夢のような共演だった。長嶋さんも自ら歩いておられて強く心を打たれた」と語った。
 音楽担当の小山田圭吾氏、演出全体の調整役だった小林賢太郎氏が過去の不適切な行為や発言への批判を受けて直前に役割を退いた。小山田氏が制作したオープニング楽曲は差し替えられ、日置氏は「迅速にチームで意思疎通ができて、短い時間で素晴らしい曲に変えられた」と語った。